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銘醸地の新説

銘醸地の新説
全国の地方酒を飲み歩いて私は、私なりにこれこそは天下の美禄(びろく)であると思った酒の分布を地図の上に赤でしるしをつけてみた。すると意外なことに気がついた。その美禄の産する所は、広い平野のただ中ではなく、山の中腹でもない。山脈のふもとで平野、または海浜の接点に多いということである。いつだったか寒いころだった。昔ののんべえ仲間の県立博物館のの堀江自然課長と電車の中で会ったが、その時地方酒礼賛を読んだという話のついでに、美禄は先に書いたような所で多く産するといった。彼は「そこそこ、それは花崗岩地帯であり、赤松群生地帯でもあるんだ」と示唆してくれた。花崗岩よりにじみ出る水が酒によいのか。またたしかに松茸(まつたけ)のとれる地方の地方酒はうまかった。(「日本酒のフォークロア」 川口謙二) 南斜面で花崗岩質の土壌の山麓にある、適度に落ち葉の積もった20年生位の赤松林が、松茸の成育にむいていると聞いたことがあります。

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2008年04月25日 00:56に投稿されたエントリーのページです。

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